コンピューターシステム株式会社

技術BLOG

Power Automate Desktopで天気予報を取得してExcelへ出力

RPA 2021/09/30 中部担当

こんにちは。中部営業所のKMです。

RPAという言葉をよく聞くようになって結構経ちますが、皆さん利用されているでしょうか。

今回は、Windows10であれば無料で使用可能なMicrosoft Power Automate Desktopを使用して、

天気予報を取得する簡単なフローを作成してみます。

はじめに

天気予報は、気象庁のデータを使用します。

現状無保証ではありますが、以下のURLからJSON形式で取得できます。

https://www.jma.go.jp/bosai/forecast/data/forecast/130000.json

最後の数値部分がエリアコードで、130000は東京を示しています。

またフローの作成は、以下のような画面で左のアクションを選択し、真ん中のフロー部分に追加していきます。

エリア変数の設定

さっそくフローを作成していきます。

まずはじめに、アクションの「変数 → 変数の設定」を選択し、エリアコードを指定します。

天気予報は中部営業所が位置している三重県のものを取得してみようと思うので、240000を指定します。

Webサービス呼び出し

次に「Web → Webサービスを呼び出します」を選択して、冒頭で紹介したURLを指定します。

この時、数値部分を エリアコード変数の設定 で設定したAreaCode変数を「%AreaCode%」という形で挿入します。

JSON文字列をカスタムオブジェクトに変換

応答結果が変数WebServiceResponseに格納されますが、このままでは文字列形式のままで扱いづらい状態です。

そこで、「変数 → JSONをカスタムオブジェクトに変換」で扱いやすい形に変換します。

Excel起動

題名にもあるように、今回取得したデータの出力先はExcelにします。

「Excel → Excelの起動」を選択して新しくExcelを起動します。

ループの設定

JSONオブジェクトから出力するデータを取得するため、「Loops → Loop」でループの設定を行います。

今回は、今日から明後日までの3日間のデータを取得するため、開始値0、終了2、増分1に設定します。

日付の形式を変換

データを出力するにあたって、今回は時間部分は不要なため、日付をyyyy/MM/dd形式に変換します。

日付を変換するには「テキスト → datetimeをテキストに変換」を選択します。

Excelにデータ出力

「Excel → Excelワークシートに書き込み」を選択して、先ほど変換した日付を1列目に出力します。

行については、今回は ループ変数+1 を指定します。

日付と同様に、天気予報を2列目に出力します。

現在日時を取得

データの出力部分が完了したので、Excelの保存をしていきます。

ファイルを保存する際の名称に当日の日付を使用したいため、まずは「日付 → 現在の日時を取得します」を選択して、現在日時を取得します。

現在日時が取得出来たら、日付をファイル名用に変換していきます。

ファイル名には /(スラッシュ)を使用できないため、使用する形式をカスタム、カスタム形式をyyyyMMddと指定します。

Excelの保存

最後に、「Excel → Excelを閉じる」から名前を付けてドキュメントを保存を選択します。

保存先フォルダと、先ほど準備した日付を指定してます。

以上でフローの作成は完了です。

作成したフローは、Power Automate Desktopを立ち上げた際の画面であるフロー一覧画面にて実行ボタン(赤枠部分)

を押下するか、フロー上部にある実行ボタンを押下することで手動実行できます。

フロー一覧画面、フローの全体像、実行結果のExcel画面はそれぞれ以下のようになっています。

最後に

RPAツールの一つである、Power Automate Desktopを使用してみました。

RPAを用いた業務の自動化といったことは聞くことはありますが、実際にはなかなかそこまで手が届いていないことがあるかと思います。

今回紹介したPower Automate Desktopは、Windows10であれば簡単に導入できますし、公式でe-lerningが用意されているので、比較的手を付けやすい環境が整っています。

ただし、無料で導入できるとは言っても厳密には無料版と有料版があり、無料版では機能が制限されています。

そのため、組織として利用しようとする場合などは、まずは無料版で自分ひとりのちょっとした業務の自動化を試してみてから、

その他のRPAツールとの比較検討をしてみると良いかと思います。

これを見て少しでも興味を持たれた方は、一度触れてみてはいかがでしょか。